株式会社ナブラ・ゼロは防災/減災技術で培った高度なIT技術で、生活の安心・安全をマネージメントする会社です。

社長のつくえからFrom CEO's Desk



2012/05/08

今回、リリースした「AR津波カメラフィールドミュージアム」は、サーバと完全に連携するため、ログを見ることでどこからアクセスが 行われているかGISを用いて簡単に確認することができます。今日は、20件程度のアクセスがありましたが、そのほぼすべてが「非津波被災エリア」 から行われたものでした。アクセスされた方は、「やっぱり使えない」「使えたらおかしいので当たり前」とお考えになったことと思います。 こちらとしては、正しく機能している以上、なんと申し上げて良いやら、と言ったところです。残念なのは、被災地からのアクセスがほとんど ないことで、これは我々のアピール力不足だけではなく、iPhone自体の普及度の違いにもよるものなのかとも。現在、Android版の作成を急いで おり、そうすればもう少しこのアプリもつかっていただけるのかなぁと。いずれにしても、完成までにはもう少し時間が必要です。Android携帯 をお持ちの方は、完成まで今しばらくお待ち下さい。

2012/05/01

残念ながら連休前には間に合いませんでしたが、アメリカのカレンダーでレビュー作業が進むため日本時間で5月1日午前4時すぎに 「レビュー終了」のメールが届き、「AR津波カメラフィールドミュージアム」を無料アプリとして公開することができました。連休中 にこのアプリでより多くの方に今回の「津波の高さ」を実感してほしかったのでレビューの遅れはちょっと残念です。

今回のアプリの基本的な開発コンセプトは「津波の記憶」をいかに残すか、また、その「記憶の保持」にいかに我々が主体的な関 係を持つか、この点に重きを置いています。「記録」は行政や研究機関等、様々な機関がそれを作って残します。もちろん、それらは重要です。 しかし、我々一人一人が持つ「記憶」をいかに次世代に伝え、それを継承していくか、この方法について明確な答えは一つもないと思います。 現在我々が持つIT技術がいつまでこの社会で有効に使い続けられるかわかりませんが、今回、我々が製作したアプリは、現在我々が使うことの できる技術がいかに「我々が残すべき記憶の保持」に貢献し得るか、この問題に対する我々「ソフト屋」からの一つの「解答案」です。より多 くの方々がこの「記憶保持」の試みへ参加されることを期待しています。

2012/04/23

やっと、「AR津波カメラフィールドミュージアム」が完成し、レビュー待ちの状態になりました。通常、レビュー待ちが最大1週間程度あって、その後結果が 出てくるのでもし、何も修正点がなければゴールデンウィーク前には公開できる、といった状態です。

今回のアプリは、前回のアプリと「表示的」にはほとんど同じですが、使っている技術は大幅に異なります。まず、アプリとサーバを連携させている点。また、 この連携には、スマホ側のGPSで把握された緯度経度をまずその「鍵」として使いますが、これを論理的な一種の「場所情報コード」として扱っているところに 大きな技術的特徴があるかと思います。「場所情報コード」は、国土地理院で同名の研究プロジェクトが進行しており、それに我々も直接的な関与を持ってい ます。しかし、地球上の位置を何らかの形式に「コード化する」という考え方は共通でも、このスマホアプリに使っている「コード化」の概念は、その出発 点も利用目的も全く異なることが分かってきました。このアプリでは、場所をコード化する際、その範囲やあるコードが対応する「領域」を全く任意かつ、自由 に決めることができる考え方を採用しています。理論的にはある細胞内どころか原子内の位置表現から宇宙全体の位置表現(もし、宇宙が「有限」の広さで定義 できるなら)まで可能です。つまり、空間上の位置を「コード化」する際、そのルールを「作る側」と「使う側」で共通化させておくと、その「ルールの共有」 をすれば、常に同じ位置であれば同じコードが生成できるわけです。このようにして、実際に津波に襲われた場所のデータとGPSで把握された「その場の位置」を  対応させ、カメラ上に「その場の津波の高さ」を再現させることができました。

2012/04/09

「AR津波カメラ」については、様々な反響をいただきました。被災自治体の関係者等からは、今後建設が予定されている「防波堤の高さ」を疑似体験できる アプリをつくることはできないか、といった問い合わせが複数ありました。現在、この開発を進めており、近日中に公開する予定です。基本的な機能 は「AR津波カメラ」と同様で、建設が予定される現場に実際に立ち、その位置に何らかなの目標物(石でもなんでもよい)を置き、2度カメラの照準をタッ プします。すると、そこにあらかじめ設定した高さの防波堤が表示される、というものです。実際、テストバージョンを近くの海岸線で試したところ、 例えば5m程度の防波堤であってもそこから10m程度の距離に立った場合、ものすごい「圧迫感」を感じるものであることがわかります。まあ、こ のあたりは、まさに「ARの面目躍如」といったところでしょうか。

弊社「ARカメラ」シリーズについては、「次」の「次」の開発にもすでに着手しています。「次」はフィールドミュージアム版ですが、「その次」はいよいよ 本格的にGISと結合させたVersionをリリース予定です。すでに、スマホ側で把握した緯度経度をコード化してサーバに送り、その位置に関連した情報をポイント、 ライン、ベクトルのいずれの空間要素であってもスマホ端末側にその情報をフィードバックさせること(ポイントであれば「最も近い」、ポリゴンであればその「内 部」というような)、さらにその図形要素そのもののや属性情報をWebの共有環境下で作成や編集するための技術の開発をすでに終えており、この後、画面構成 のデザインを行い、できれば連休明けには何らかの形で公開する予定です。この仕組ができると、堤防の位置、高さ等の情報を「ポリゴン」としてGIS上に定義 すると、それを見る(望む)ことができる場所に実際に立ってアプリを立ち上げることで、カメラ画像上に映し出された現実の位置に防波堤を擬似的に映し出す、 まさに「拡張現実」による景観シミュレーションが可能となります。こちらも完成までいましばらく、お待ちください。


2012/04/05

だいぶ更新を開けてしまいました。この間、iPhone用の「AR津波カメラ」をリリースしたところ、かなり大きい反響がありました。2日弱の間に600件ほどのダウンロードをいただき、 「無料」「教育」というカテゴリーで最高20位前後となりました。「教育」のほとんどが語学系のアプリの中で、もし「防災」や「災害」といったカテゴリーがあれば、今でもトップ を走っていると思います。

3.11が発生から約1ヶ月後、災害前から 関係のあった宮城県の南三陸町に入ることができ、そのあまりの津波の高さ(深さ)に驚きました。何とか、現実に津波を見てない我々がこの「高さ」「深さ」を何らかの形で「体感」する ことはできないか考えていました。その後、昨年の暮れ、ある都内での会合で被災地に石碑を建てている団体の方と話をする機会がありました。本当は石碑の高さをそれを 建てた場所の津波の高さと同じにしたいのだが、あまりに高すぎて建てられない、というものでした。さらに、同じように津波の高さを何らかの形で表現 したい、という要請が教育関係者からもあり、「とりあえず、ARで」ということで作り始めたのがこの「AR津波カメラ」だった、というわけです。原理は、exciteのリリー スページにご紹介いただいたとおり、三角法を使ったもので、カメラに表示される画角、スマホに搭載されたセンサーと現実の距離を関連づけさせるためのキャリブレーシ ョンが必要になります。Twitterに「もっと簡単にできないか」というつぶやきがありましたが、残念ながら理論的にそれは不可能です。また、同じく「完成度が低い」 というお叱りもありましたが、これについては今後、さらに完成度を高めたいと思っています。

現在、大船渡市・陸前高田市・気仙沼市については、実際にその場がどの程度の津波に被災したか、できる限り現実に近い形でそれを「体感」できるスマホ・アプリの作成 に取り組んでおり、これも近日中に無料のアプリとして公開する予定です。このアプリについては、その場の緯度経度をGPSで取得し、その値をサーバに送り、その場の標高 データとともに津波浸水深の値を取得する仕組みになっています。また、このアプリは「フィールドミュージアム」の構想も含み、今後復興が進み、津波の痕跡がなく なってもこのアプリを使ってカメラが画像に「津波の高さ」を表示することで、その記憶と教訓を保持しようという意図を持ちます。完成までもうしばらくお待ちください。

それから、Android版を早くリリースしてほしい、という声を頂いています。零細企業なのでなかなか作業への着手がはかどりませんが、できる限り作業を早く進めますので、 こちらについても今しばらくお待ちください。

2012/01/25

で、Mapptizerを実際に使い、できた地図がこれである。正しく表示するためには条件が2つある。とりあえず、ブラウザにはIEを使う必要があり、AdobeのSVG Viewerのプラグインをインストールする。実際に見てみると、ArcViewで表示した地図の属性情報も含めてきちんと処理されていることがわかる。さらに、説明書を見るとタイリングにも対応できているとのことで、コレはこれで十分利用価値がありそうだ。もちろん、地図データの部分をIllustratorで見ると当たり前だが、きちんと地図として表示する。もう一つ。このソフトを購入する通貨は600ユーロ強。購入したときの1ユーロは100円以下で、日本円にした時の価格で比較すると数年前の「ほぼ半値」であり、改めて現在の円高の水準を実感した。

2012/01/18

Mapptizer 10.をインストール。このExtensionでArcViewで表示しているベクトルデータ、ラスターデータがSVGで出力可能となり、それをそのままCD-ROMに焼くかWebサーバに転送すると属性情報にもアクセス可能な地図データをすぐに作ることができるようになる。ただし、構成上、あまり大きなデータ作成には向かないようだ。SVGによる地図データの作成は、http://blog.svg-map.com/のプロジェクトがあるようだが、既に3年間HPの更新がない。Mapptizerは、http://www.mappetizer.de/en/index.htmlから購入可能で、当然英語のみだがサポートも悪くない。ネーミングもなかなか。。。

2012/01/12

昨日、NTTとAUの携帯が通信障害を起こし、東京では広範囲で使えない状態発生した。この主な原因として間違いなく、「テザリング」の普及が考えられる。実際、私もAUでは、USBとEasyTetherでテザリングを利用している。WiMaxなどの通信速度とは比較にならないものの、一般的なホームページの閲覧やメールの送受信、さらには3Gの通信機能を持たない安価なiPadのような端末類を利用する際、非常に便利で普段から多用している。このような利用が今後益々増加することが考えられ、今回の通信障害は起こるべくして起こったと言えるだろう。


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